ボランティアって何だろう?
ボランティアとは、「自分の意志で人々と協力しながら、無償で行う地域や社会の役に立つ活動」を言います。活動分野もさまざまで、幅広い年代の人たちが活動に参加しています。あなたもボランティア活動の一歩を踏み出してみませんか?
ボランティア活動4原則
ボランティア活動は主に次の4原則で説明されています。
- 「自主性、主体性」
誰かに強要されたり、義務で行うのではなく、自分から進んで取り組む活動です。 - 「社会性・連帯性」
誰もがいきいきと生活できるようお互いに支えあい、学び合う活動です。 - 「無償性・無給性」
金銭や物品を目的とした活動ではありません。活動を通して新たな発見や出会い、感動といったものを得る活動です。 - 「創造性・先駆性」
社会のさまざまな課題を知り、考え、より良い社会をつくるための活動内容や仕組みを作り上げていく活動です。
活動内容について
ボランティア活動には様々な分野や活動内容があります。自分に合った活動を探して参加してみましょう! 一例をご紹介します。
福祉分野
地域社会においてさまざまな生活問題を抱えている高齢者や障がい者を支援する活動や、地域の人々との交流の場づくりなどの活動があります。
主な活動
高齢者への食事サービス、見守り・訪問活動、点訳、朗読、手話など
具体的な活動例
スポーツ大会での観覧者移動介助
自然・環境分野
自然や環境の保護を行ったり、自然・環境保護の必要性を社会に知らせたりする活動などがあります。
主な活動
森林や河川の清掃活動、リサイクル活動、動物保護など
具体的な活動例
甲府市街の清掃活動
教育分野
子どもたちと関わり交流を深めたり遊んだりする活動や、子どもの家庭や教育の問題解決について深く考え、学習支援を行ったりする活動があります。
主な活動
レクリエーション活動、スポーツ教室やキャンプの支援、電話相談など
具体的な活動例
放課後の学習支援ボランティア
災害救援分野
被災地での家屋の片づけや被災者の相談支援の他、被災者への物資を送ったり、義援金を寄付したりと被災地外で支援できる活動もあります。
主な活動
家屋の片づけ、物資の運搬・仕分け、避難所の相談募金、避難者の支援など
具体的な活動例
海外たすけあい街頭募金活動
スポーツ分野
マラソンやサッカーなどのスポーツイベントの際に、運営がスムーズに進むようにサポートをする活動などがあります。
主な活動
観戦者の受付、チケットもぎり、誘導など
具体的な活動例
サッカーの試合の設営ボランティア
ボランティアのはじめ方
ボランティア活動の情報の集め方の一例を紹介します。
1.電話やメールで問い合わせる
ボランティアセンターや多くの社会福祉協議会では、相談窓口を設けボランティアやNPO活動に関する相談を受け付けています。ボランティアに関する情報や相談、不安に感じていることなどお気軽にご相談ください。
地域を限定したボランティア活動を希望する場合は、その地域に設置されている社会福祉協議会にご相談下さい。
2.訪問してみる
直接相談することも可能です。日時によっては、ボランティア担当者が不在の場合がありますので、事前に連絡をしておくと安心です。
また、ボランティアセンターや多くの社会福祉協議会では、ボランティア・NPO関係のチラシや資料などが設置されている場合もありますので、ご利用ください。
3.インターネットで調べる
ボランティアセンターやお住まいの地域の社会福祉協議会のホームページを検索してください。ボランティア団体やボランティア活動などのさまざまな情報を閲覧できる場合があります。
ボランティアの注意点について
活動前
- 体の調子に注意しよう
体の具合が悪い時はよい活動ができませんので、体調の回復に専念し活動は慎みましょう。 - 活動に合った服装にしよう
活動内容や活動先の考え方に合った服装や準備をしましょう。 - 活動中のリスクに備えよう
事故やトラブルが起きないように注意しましょう。
また、活動中の事故やけが等に備え、ボランティア保険に加入しておきましょう。詳しくはお近くの社会福祉協議会に相談して下さい。 - 活動中の費用負担について
ボランティア活動は原則、無償の行為ですが、活動上必要な実費が発生する場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
活動中
- 周囲とのコミュニケーションを図ろう
スタッフの方からの指示やルールを守った活動をしましょう。あいさつは活動の基本です。また、謙虚な姿勢で対等な関係を築きましょう。 - 相手の立場を尊重しよう
自分の希望を優先させることなく、常に相手の立場に立って行動することを意識しながら活動しましょう。 - 約束や秘密は堅く守ろう
活動先と約束した活動内容や訪問時間などを守り、信頼関係を築きましょう。
また、活動上知り得た個人情報を口外することも厳禁です。 - 無理をしない
活動中は無理のない計画を立て、自分に「できること」と「できないこと」を理解し、できることから少しずつ活動をしましょう。 - 困ったな、と思ったら
活動上の悩みやトラブルは一人で悩まず、ボランティアセンターやお近くの社会福祉協議会などに相談してみましょう。